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除雪方法について~Part1~

除雪方法について~Part1~
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2025年2月18日

冬の到来とともに、私たちの生活を脅かすのが雪です。積雪は、交通機関の乱れや転倒事故の原因となるだけでなく、日常生活にも大きな支障をきたします。そこで、今回は効果的な除雪方法について、詳しく解説していきます。

新雪除雪

新雪除雪とは、降雪直後の雪を取り除く作業です。主な目的は、積雪による交通障害を未然に防ぎ、路面凍結を抑制することです。新雪除雪は、一般的に除雪トラックやグレーダなどの重機を用いて行われます。これらの重機は、ブレードやロータリーなどの装置を用いて、路面に積もった雪を効率的に除去します。

新雪除雪の重要性

  • 新雪は積もりやすく、交通の妨げになるだけでなく、転倒事故などの原因にもなります。
  • 特に、車の運転や歩行者の安全を確保するため、早めの除雪が重要です。
  • 路面の積雪が5㎝以上なると車両の走行速度が低下し、車両の走行が困難となります。

新雪除雪の方法

  • 人力での除雪
    • スコップや雪かき棒を使って、玄関先や駐車場などの雪を取り除く方法です。
    • 比較的狭い範囲の除雪に適しています。
  • 機械による除雪
    • 除雪トラックなどを使って、広い範囲の雪を効率的に取り除く方法です。
    • 大雪の場合や、広い範囲を除雪する必要がある場合に便利です。

路面整正

路面整正とは、圧雪やわだち、路面凍結などを解消し、路面を平坦な状態に戻す作業です。主な目的は、車両の走行安定性を確保し、スリップ事故などを防止することです。路面整正は、主にグレーダを用いて行われます。グレーダは、ブレードを用いて路面を削り、凹凸を均一化します。また、必要に応じて、融雪剤や凍結防止剤を散布し、路面凍結を抑制します。

路面整正の重要性

路面整正は、安全で快適な道路交通を維持するために非常に重要な作業です。

  • 交通安全の確保:凹凸がなくなることで、スリップ事故や車両のコントロールを失う危険性を減らすことができます。特に、凍結路面や積雪路面では、わずかな凹凸でもスリップの原因となるため、路面整正は事故防止に不可欠です。
  • 交通の円滑化:道路の通行容量が増加し、渋滞の緩和に繋がります。特に、交通量の多い道路や幹線道路では、路面整正によって交通の流れをスムーズに保つことが重要です。
  • 道路構造物の保護:道路の損傷を抑制し、長期的な維持管理コストを削減できます。凹凸のある路面では、車両の振動や衝撃が道路に伝わりやすく、舗装の劣化やひび割れの原因となります。路面整正によって、これらの損傷を抑制することができます。

路面整正の方法

路面整正は、主に以下の重機を用いて行われます。

  • 除雪グレーダー:ブレードと呼ばれる金属板で路面を削り、凹凸を整えます。
  • 除雪トラック:バケットと呼ばれる容器で雪をかき分け、路面を均一にします。


これらの重機を操作するには、熟練した技術が必要です。路面の状態や雪質に合わせて、適切な角度や力加減でブレードやバケットを操作する必要があります。

拡幅除雪

拡幅除雪とは、路肩や歩道に堆積した雪を取り除く作業です。主な目的は、道路幅員を確保し、交通容量を維持することです。拡幅除雪は、ロータリー除雪機やドーザーなどの重機を用いて行われます。これらの重機は、堆積した雪を遠方へ飛ばしたり、集積したりします。また、必要に応じて、雪を運搬し、処分場へ搬送します。

拡幅除雪の重要性

  • 道路幅の確保:除雪作業を繰り返すと、雪は道路脇に積み上げられ、道路幅が狭くなります。拡幅除雪は、この雪を除去し、本来の道路幅を確保します。
  • 交通安全の確保:道路幅が狭いと、車両のすれ違いが困難になり、事故の原因となります。拡幅除雪によって道路幅を確保することで、安全な通行を確保します。
  • 交通円滑化:道路幅が狭いと、交通渋滞が発生しやすくなります。拡幅除雪によって道路幅を広げることで、交通の流れを円滑にし、渋滞を緩和します。
  • 歩行者・自転車の安全確保:道路幅が狭いと、歩行者や自転車の通行が困難になる場合があります。拡幅除雪によって道路幅を確保することで、歩行者や自転車の安全な通行を確保します。

拡幅除雪の方法

拡幅除雪は、主に以下の機械を用いて行われます。

  • ロータリー除雪機:回転するブレードで雪を吹き飛ばし、道路脇に積み上げられた雪を除去します。拡幅除雪の主力となる機械です。
  • 除雪ドーザ:ブレードで雪を押し出し、道路脇に積み上げられた雪を除去します。主に、大量の雪を処理する際に使用されます。
  • 除雪グレーダ:ブレードで雪を削り取り、道路脇に積み上げられた雪を除去します。主に、路面を平らに仕上げる際に使用されます。


これらの機械を組み合わせることで、効率的に拡幅除雪を行うことができます。

まとめ

今回は、新雪除雪・路面整正・拡幅除雪という3つの異なる除雪作業について解説しました。

皆様は、日頃何気なく除雪作業を目にされていることと思います。しかし、それぞれの作業には異なる目的と作業方法があることをご存知でしたでしょうか?

簡単にまとめると・・・
1. 新雪除雪:降雪時に積もった雪を迅速に除去する作業です。
2. 路面整正:除雪後の路面を平らにし、走行性を向上させる作業です。
3. 拡幅除雪:除雪によってできた雪の壁を除去し、道路幅を広げる作業です。

これらの除雪作業は、いずれも冬の道路交通を安全かつ円滑に保つために重要な作業です。適切な除雪作業を行うことで、冬の道路における事故を減らし、快適な走行環境を実現することができます。

私たち広岡組は、地域の方々の安全で円滑な交通を確保するため、安全に注意して効率的な除雪作業を、これからも引き続き行ってまいります。

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